朝晩は肌寒いものの日中は暖かく、春らしい日が続いています。
今回は、今が旬!
「たけかんむり」に「旬」と書く、タケノコについて書いてみようと思います。
私は子供の頃、父と叔父に連れられて裏山へ行き、タケノコ掘りをしました。
まずは地面をよーく見ながらタケノコを探しました。
先端が少しだけ出ているものを探したので、
見つけた時にはとても嬉しかったのを覚えています。
次にそれをツルハシで掘るのですが、
先端しか見えなかったタケノコが、大きいのか小さいのか・・・?
苦労して見つけても、小さかった時はガッカリです。
そして掘った後に切る時は、ツルハシを振りかぶって勢いよくタケノコに刺すのですが、
力が無い子供には難しく、掘って見えたのよりも上に刺さってしまい、短くなってしまうことが何度もありました。
結婚した頃、妻の実家の三倉では、
タケノコが生えてもイノシシが先に食べてしまうと聞きました。
15年以上たった今では、うちの山(掛川寄りの新東名付近)でも
イノシシに食べられることが多くなりました。
地面から顔を出す前、土に中にあるうちに食べられてしまっては、
先に取ることもできません。
そんなタケノコの栄養ですが、
食物繊維やカリウム、ビタミン類やアミノ酸が多く含まれているそうです。
その中でもチロシンというアミノ酸は、
疲労回復やストレスの緩和、
脳を活性化してやる気や集中力を高めてくれるという効能があるということです。
茹でた時についている白い粒がこのチロシンで、
取り除いてしまっては栄養を捨ててしまうことになってしまうので、
気にせずに食べた方がいいようです。
茹でてアクを抜くのが大変ですが、
タケノコご飯や煮物など美味しく食べられて栄養がある食材です。
旬の時期に一度は食べてみてはいかがでしょうか。
(事務・H)